2009年04月30日
映画 「剣岳・点の記」
4月29日 映画監督、木村大作氏来静。この車で全国を回っている。 (グランシップ入口前にて)


NPO法人 「地域マップ研究所」 公開講座
「剣岳、点の記」 に学ぶ地図づくりのロマン
グランシップ、11階ホールにてNPO法人地域マップ研究所の公開講座に参加する。
第1部は測量の歴史、点と記と地図、柴崎芳太郎の測量した軌跡の講座。


第2部では
映画「剣岳、点の記」の
予告編、
メーキング映像上映。
映画監督、木村大作氏の
おもしろい撮影裏話。マイクなし。地声で会場後ろの席でも
聞こえる。70歳とは思えない。
話は尽きなく時間の経つのが早い。
剣岳(標高2999mの山)
富山県・飛騨山脈(北アルプス)の立山連峰にある。
点の記
三角点設定の記録
監督の話。
この映画は、自分自身である。
志を一緒に持てる、共有できる人だけを選んで、キャスト、スタッフを編成した。
本物の場所で、本物の俳優を使って映画を撮りたかった。
今回の撮影は2年かかり、3000m級の山に200日缶詰状態。
協力してくれた俳優さんたちには本当に感謝している。
自然は忍耐強く、自然の状態を待ち続ける。
この映画は、志がない人は一切参加できない映画。
俳優さんたちには 「こちらのスケジュールに合わせてください。」
と頼み、それを承諾した人だけが出演している。
厳しさの中で撮影を進めるうちに役者さんの顔つきが美しく変わっていった。
そして、立山連峰の自然と向き合ったロケを約200日間にかけて行い、完成した。
誰も、効率的に考えるものごとが優先されるこの時代、信念と勇気で、
本物にこだわり続けた208日間。
体感温度氷点下40度。標高3000mの撮影地点で、仕事に取り組んだ人々の魂の記録。
地位や名誉ではなく、単に、撮影をして、映画を作る。という原点に立ち、CGなどに頼らず、
本物を撮ることの映画作りが、この映画。
7月13日は自分の誕生日でもあり柴崎が初登山した日。天気は良いと思ったが、ダメだった。それで
7月17日は天気に恵まれたので4時間かけて山頂に登り、素晴らしい状況の中で撮影ができた。
人生最高のこの日を自分の誕生日にしたいと市役所に頼んだが受け付けてくれなかった。
70歳からは、7月17日を“心の誕生日”にしたいと思っている。
今年の7月17日には劔岳の山頂に登る。映画がヒットしたら、劔岳の祠にお参りする。
映画は人間のドラマ。しかしこの映画では、その人間ドラマが繰り広げられる背景に
すばらしい自然を選んでいる。僕自身も目の前の自然に感動しながら撮っていた。
美しさは厳しさの中にしかない。楽な所では本当の美しいものは撮れない。
・・・ と、・・・・・・・・こんなお話でした。


NPO法人 「地域マップ研究所」 公開講座
「剣岳、点の記」 に学ぶ地図づくりのロマン
グランシップ、11階ホールにてNPO法人地域マップ研究所の公開講座に参加する。
第1部は測量の歴史、点と記と地図、柴崎芳太郎の測量した軌跡の講座。


第2部では
映画「剣岳、点の記」の
予告編、
メーキング映像上映。

おもしろい撮影裏話。マイクなし。地声で会場後ろの席でも
聞こえる。70歳とは思えない。
話は尽きなく時間の経つのが早い。
剣岳(標高2999mの山)
富山県・飛騨山脈(北アルプス)の立山連峰にある。
点の記
三角点設定の記録
監督の話。
この映画は、自分自身である。
志を一緒に持てる、共有できる人だけを選んで、キャスト、スタッフを編成した。
本物の場所で、本物の俳優を使って映画を撮りたかった。
今回の撮影は2年かかり、3000m級の山に200日缶詰状態。
協力してくれた俳優さんたちには本当に感謝している。
自然は忍耐強く、自然の状態を待ち続ける。
この映画は、志がない人は一切参加できない映画。
俳優さんたちには 「こちらのスケジュールに合わせてください。」
と頼み、それを承諾した人だけが出演している。
厳しさの中で撮影を進めるうちに役者さんの顔つきが美しく変わっていった。
そして、立山連峰の自然と向き合ったロケを約200日間にかけて行い、完成した。
誰も、効率的に考えるものごとが優先されるこの時代、信念と勇気で、
本物にこだわり続けた208日間。
体感温度氷点下40度。標高3000mの撮影地点で、仕事に取り組んだ人々の魂の記録。
地位や名誉ではなく、単に、撮影をして、映画を作る。という原点に立ち、CGなどに頼らず、
本物を撮ることの映画作りが、この映画。
7月13日は自分の誕生日でもあり柴崎が初登山した日。天気は良いと思ったが、ダメだった。それで
7月17日は天気に恵まれたので4時間かけて山頂に登り、素晴らしい状況の中で撮影ができた。
人生最高のこの日を自分の誕生日にしたいと市役所に頼んだが受け付けてくれなかった。
70歳からは、7月17日を“心の誕生日”にしたいと思っている。
今年の7月17日には劔岳の山頂に登る。映画がヒットしたら、劔岳の祠にお参りする。
映画は人間のドラマ。しかしこの映画では、その人間ドラマが繰り広げられる背景に
すばらしい自然を選んでいる。僕自身も目の前の自然に感動しながら撮っていた。
美しさは厳しさの中にしかない。楽な所では本当の美しいものは撮れない。
・・・ と、・・・・・・・・こんなお話でした。